マインド・サイエンス独自の催眠療法

公式ウエブサイト

催眠状態は、脳の潜在能力を引き出す

催眠状態とは、意識があるまま、心が深く集中している特別な状態です。
体はリラックスしているのに、意識は一点に向かい、外の雑音が気にならなくなる──
そんな集中状態は、脳の働きが変化している「変性意識状態」と呼ばれます。
このとき、普段はアクセスしにくい無意識の領域がひらかれ、私たちの中に眠る可能性や、心の奥に埋もれた感情が浮かび上がってくるのです。

催眠状態とはどんな意識なのか

催眠中の意識は、「眠っている」とも「完全に覚醒している」とも違います。話しかけられれば反応できる程度の意識は保たれており、深く内面に集中している状態です。
これは、日常の中でも自然に起こっていることがあります。
たとえば、電車の中でぼんやり考えごとをしていたとき。
気づけば時間が経っていて、でも内容は覚えている──
このような状態が、催眠状態に近い意識のあり方です。

瞑想やマインドフルネスとの共通点と違い

催眠と瞑想はどちらも「集中」や「リラックス」を伴う変性意識状態です。ただし、催眠は誘導によって深い集中へと導かれるのに対し、瞑想やマインドフルネスは、自分自身の気づきを深めていくプロセスです。
どちらも心を整える力を持っていますが、催眠はより意図的に、深層心理や無意識に働きかけることができる点において、「潜在能力を引き出す手法」として注目されています。
 

催眠状態が潜在能力を引き出すしくみ

私たちはふだん、自分の力をすべて使っているように思いがちですが、実際には多くの感情や記憶、直感や可能性が無意識の中に眠っています。
催眠状態では、その眠っていた領域に自然にアクセスできる状態が生まれます。
過去に傷ついた記憶を癒したり、前に進むための感情の整理が進んだり──それまで閉ざされていた「変化の可能性」が、そこから開かれていくのです。

脳科学から見た催眠状態の特性

催眠状態の脳では、リラックスしたときに出るアルファ波シータ波が優位になり注意と内省が同時に高まる独特の脳波パターンが観察されます。
また、感情の調整を担う扁桃体の過活動が抑えられ、自己を見つめるデフォルトモードネットワークの働きが変化するなど、心理的にも神経的にも、「変化の受け入れやすい状態」になっていることが確認されています。

心の変容は「深い集中」からはじまる

催眠は、不思議な現象でも特別な才能でもなく、
“集中する力”を正しく使うことで、心を動かす方法です。
それは、長く変えられなかったパターンをほどき、「こうありたい」と思っていた自分に近づいていく第一歩となります。