ADHD(注意欠陥多動性障害)、AS(アスペルガー症候群)、OCD(強迫性障害)
などの傾向が強い場合は勿論のこと、多少でもそうした傾向がありその自覚がない場合に、どのような生きづらさを作り出しているかを簡単に説明します。
このような傾向が単独または、ミックスされて軽く現れている場合に、人との関わりにおいて、コミュニケーションに問題が生じてきます。自分自身では非常に判断に迷う世界です。
個性やパソナリティとして受け取られる範疇であればさいわいですが、それを越えている場合は、自分自身を正しく理解して、どのように周囲と関わって行くかを学ぶ必要があります。
自分を知ることで、生きづらさを解消する必要があります。お気軽にご相談下さい。
言えることは、自覚がなく、自分で判断できないことで、生まれ持ったそうした傾向をコントロールをするスキルを身につけることなく過ごしていると、周囲との摩擦や悩みが生じて、それらが作り出す悩みや症状がどんどんと増していくことです。
自分にもこうした傾向が多少なりともあるとしたら、ちゃんとした知識を身に付けて、自分の人とは違う生まれつきの傾向を自覚し、個性として表現できるスキルを身につける必要があります。
症状がある程度ひどくなれば、人と自分との違いが理解できずに、人も自分と同じようなものだと勘違いして生きている場合もあります。
さらに症状がひどい場合は、悩み始めてうつ状態に至ってしまうことが多いといえます。その他の心の症状も生じる可能性もあります。
※数多くある傾向の中で、いくつかが顕著に出ているか、一部だけの場合もあります。また、併発している場合もあります。以下にわずかな例ですが、参考程度に挙げてみます。
ADHDの傾向がある場合、いくつかの例を挙げると、じっとしておれない傾向が強い場合は、日常生活のあらゆる場面においてせっかちになって、周囲と歩調が合いにくくなります。グループ行動においても、早足で歩いてしまったり、目的地に急ぐあまり、そこに着くまでの過程をゆったりと楽しめなかったり、食事中も早食いになったり、新しいものや変化が苦手で、いつも同じ行動や同じ内容のことを飽きもせずに選択する傾向があります。ちょっとした変化や思うようにならない事態が発生すると、ストレスを感じやすくイラついたりもします。身近な関係の相手ほど、自分の思うように関わって欲しいと願い、管理・支配の傾向が出てきます。
また、二つのことを同時に処理することも苦手で、何かに取り組んでいるとき別の要求をされるとイラつく傾向があります。
ASの傾向がある場合は、本質的には他人に関心がなく、他人の心の状態を察知することが苦手です。また、人が発した言葉の裏に隠された意図を読み取ることが苦手で、時にはそれを恐れて深読みし過ぎて混乱します。
この傾向がある人の、一番の問題点は、他人の心情を正確に読み取れない傾向がある場合に、周囲の人を(親も含めて)誤解してうらみの感情を抱いてしまうことです。ケースバイケースの処理や、臨機応変な思考も苦手で、問題が生じたときにどう対処していいか迷い何もできなくなっていきます。
また、自分にASの傾向があることも、自己分析して受け入れることができにくく、親身に変えようと関わり説明しても受け入れてもらえないことも多くあります。自分の感じた世界や感覚の中に逃げ込むように、心を閉ざしていく場合もあります。
OCDの傾向が多少ある場合は、自分の”こだわり”に気づいていない場合もよくあります。それは、何かに神経質であったり、心配性であったり、きれい好きであったりと、一般的に個性としても良く働く場合があるからです。
しかしながら、OCDの傾向があると表現する場合は、そうした良く働いている限度を超えて、とらわれている状態、自分の意志で簡単に制御できる状態を越えている場合なのです。止めるに止めれなくって、繰り返している場合などです。
たとえば、失敗を恐れて、何度も確認をして、人の倍以上の時間をかけてしまう場合なども、その人を疲れさせます。しかしその人にとっては、間違えて迷惑をかけない為にはそれは必要なことだと思っている場合が多いのです。
一般的に、過剰な行為があっても、人は自分の行為を正当化させようとしますので、だんだんと過剰さが度を超えていきます。
CCDも、その傾向が多少ある場合も、繰り返される行為や思考は、ストレスを多く受けている状態の時ほど強く出ます。
OCDの傾向がある人にとって、OCDの症状は、ストレスのバロメーターなのです。ストレスにさらされ続けると、症状も進行します。
また、OCDの傾向が背後にあることで、心の病の症状や精神的苦痛などが切り離しにくくなり、とても治りにくくなってしまいます。可能な限り早く、改善していくことが必要です。
これらの内容の説明に関しては、個人差が大きく、一冊の本を書いてもたらないぐらいです。
自分お独りで悩まれても、自己の客観視が出来にくい難しい問題ですので、どうぞお気軽に、お電話(092-525-1678)または メール( info@mind-science.jp)でご相談下さい。
リストカットや抜毛症などの自傷行為も、トラウマとなる生育環境も絡んでいますが、生まれ持った性格的傾向として、このOCDの傾向を持っている人が多くいます。そうした場合は、OCDの改善が必要かつ重要になります。
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