マインド・サイエンス独自の催眠療法

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PTSD(心的外傷後ストレス障害)

 
PTSD(心的外傷後ストレス障害:Post-Traumatic Stress Disorder) は、重大なトラウマ体験後に発症する精神障害の一つです。特徴的な症状は以下の通りです。
 
トラウマ体験が何度も思い出され、フラッシュバックや悪夢として再び体験される。(再体験)
トラウマに関連する場所、人、物事を避ける傾向。(回避)
感情の鈍化や興味喪失も見られる。(無感覚)
怒りやすくなる、過度に驚きやすい、睡眠障害、集中困難など。(過度な覚醒)
 
重大な精神的外傷体験を受けても、全ての人がPTSDを発症するわけではありません。発症するか否かは、多様な要因が複雑に影響し合い、個人のPTSDの発症リスクやその程度が決まります。
 
PTSDの発症リスクを高める代表的な要因として、以前のトラウマ体験、特に幼少期の愛着障害や虐待やネグレクトなどの精神的に苦しんだ経験が挙げられます。これらの過去のトラウマが未解消の精神的ストレスとして残っていれば、長期にわたるストレスの影響で、ストレスホルモンの反応や、脳の扁桃体や海馬といった部位の機能異常が生じる可能性があります。
このような背景を持つと、新たなトラウマ体験時のストレス反応が強まることが考えられます。また、高いストレス状態にある脳は、新しい情報や経験を強く記憶しやすくなるため、トラウマの影響が深化し、PTSDとして持続するリスクが高まります。
 その他の要因としては、個人の遺伝的背景や、脳の構造・機能が関与する可能性もあります。それらの個人差によって、トラウマ体験時の恐怖や無力感の度合いが違ってきます。
 
では、治すためにはどのような対策が治療として必要でしょうか?
 
催眠療法は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療方法の一環として使用されます。
催眠を活用することで、トラウマの体験を再評価し、それに関連する感情や反応を変容させることができます。
以下では、催眠がPTSDの治療にどのように寄与するかを説明します。

 
PTSDの原因となったトラウマ体験は、催眠状態で安全に再体験することができます。これにより、心理療法を交えてその出来事を新しい視点から見直し、再評価することが可能になります。(再体験と再評価)
トラウマの出来事を変えることが難しい、または不可能な場合であっても、催眠誘導や暗示を使い、当時の感情や反応の調整と管理を重視することで、関連する感情や反応を軽減し、変えていきます。(感情の修復)
 
脳の可塑性のおかげで、新しい経験や学習を通じて新しい神経回路が形成されることが分かっています。
催眠を通じて新しい感情や反応を体験することで、それに応じた新しい脳の回路が形成されることが可能なのです。
 
PTSD解消のプロセスは、再評価、再解釈、再構築が必要となります。
過去のストレスに対する再評価する(トラウ値圏に対して否定的又は歪んだ意味づけを新しい視点から見れるようにする)心理(催眠)療法で、トラウマ体験に伴う否定的な感情(恐怖、無力感、怒り)を解放し、新たな感情的反応を形成することができます。
これまでの無力感や被害者意識を克服し、自己の体験に対するコントロール感を取り戻すことができるようにトラウマ体験を再解釈することで、個人の成長や自己理解が促進されます。
トラウマの体験を再構築することで、過去のトラウマ体験に囚われることなく、新しい自己像や人生観を形成でき、自己肯定感の向上やレジリエンス(回復力)の強化に寄与します。そして、将来の希望や目標設定にも影響を与え、ポジティブな未来像を描くための基礎を築きます。
 

PTSDの発症原因には、戦争、災害、事故、暴力被害などの重大な外傷体験が含まれますが、これに限らず、精神的な内面的苦痛(精神的ストレス)を伴う様々な経験も原因となります。PTSDは、直接トラウマを経験した人だけではなく、その出来事を第三者として目撃したり、親密な関係にある人がトラウmっを経験したことを知ったりすること(間接的トラウマ)でも発症のリスクがあります。

 
関連サイト  脳の可塑性