マインド・サイエンス独自の催眠療法

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愛着障害による寂しさと不安

 
愛着障害を抱える人々は、多くの場合、自らが意識していない深い不安を背負っています。その不安の中心には「自分は見捨てられるのではないか」という幼少期に体験したい無自覚な恐れが潜んでおり、この恐れは行動や感情の根底に影響を及ぼします。このような不安から、安全で守られた場所を与えてくれる特定の相手に強く依存する傾向が現れます。その相手との距離感が変わる(相手が自分の監視下にいない)だけで、極度の不安を覚えます。
 
このような心の状態から、相手を強く束縛したり、支配しようとする行動が見られることが多くなります。それは、相手が自分から離れることを防ぐための無意識の試みともいえます。相手を自分のものとして所有しておける環境を維持することで、その不安を和らげようと試みるのです。
 
さらに、愛着障害を持つ人は、相手を「拡張自我」として捉えることがあります。これは、相手を自分の一部として感じることを意味します。その結果、相手が自分にとって欠かせない存在となり、相手を失うことを極端に恐れるようになるのです。この感覚は、悪意など全くないまま、相手を自らの手の中にしっかりと固定させ、自分のコントロール下に置くことで安心して過ごせているのです。
 
このように、愛着障害の背後には深い不安や恐れが存在し、それが行動や関係性を複雑にしています。その行動は、自分自身を守るための無意識の試みと理解することが必要だと言えます。
 
しかし、パートナーとの幸せな生活を送るためには、こうした、無意識の感情を理解させて、適切な精神状態へと認知の修正を行う必要があります。
それには、催眠療法が最適なのです。
 
催眠療法は、愛着障害による深い寂しさや不安を和らげ、自己認識や他者との関係性にポジティブな変容をもたらす可能性があります。
この療法を通じて、不安や恐れを感じる原因となる過去の出来事や固定観念を明らかにし、それに基づく認知の修正を促進します。
治療の中心は、これらの否定的な信念や認識を再評価し、実際の自己価値や他者との関係の真実を理解することです。これにより、拘束や支配の必要性から解放され、より健全な人間関係を築くことが期待されます。催眠療法は、この認知の修正を促進し、安定した自己像と安心感を取り戻す手助けとなります。