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依存、共依存症

 
愛着に問題を抱えた人々は、「自分の価値を認められたい」「必要とされたい」という願望が行動の根底にあります。このため、親子関係やパートナー、友人関係などの人間関係で共依存関係に陥ることがあります。
 
愛着障害に苦しむ人々は、幼少期に親や養育者との関係で愛や安全を感じられなかったり、自己価値を否定されるように感じて育った経験を持っています。このため、彼らは他人からの承認や愛情を通じて自分の価値を確認し、必要とされることによって自己の存在を肯定しようとします。
 
愛着障害の背景を持つ人々が他者からの承認や愛情を求める行動は、しばしば、自己価値を確立するために他者からの承認や愛情が必要であるという深い内面的な信念に基づいています。これらの行動は通常、意識的な選択というよりは、無意識的な欲求や反応の結果として現れることが多いです。ただし、一部の人々は時間が経つにつれ、自分の行動パターンやその背後にある動機を自覚し、意識的に自己価値を求める行動を取るようになることもあります。

 

自覚の有無にかかわらず、共依存の人は他人の問題やニーズに過度に関与し、自己の感情やニーズを無視する傾向があります。これにより、自己犠牲、無力感、低い自尊心、恐れと不安、罪悪感、依存性、感情の否認といった精神的苦痛を経験することがあります。
 
これらの苦痛を克服するためには、まず催眠療法などを利用して、自己の行動や感情について深く考察し、どのような状況で共依存的な行動を取るのか、その原因となる感情は何なのかを理解することが重要です(自己認識の向上)。
 
次に、自己価値を他人の承認やニーズの満足に依存させるのではなく、自分自身の資質や成果に基づいて自己価値を見出すように意識を切り替えます(自己価値の再確立)。
 
さらに、負担を感じる時には勇気を持って断ることができるよう、自分の境界線を設定し、自己ケアを実践することが大切です。感情を表現し、他人の問題から適切な距離を取ること、必要に応じてサポートを求めることも含まれます。これらの意識の切り替えと行動の変化を通じて、共依存から抜け出し、健康的な自己と関係を築いていくことが可能です。

 

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依存 (Dependency)
依存とは、物質や行動に過度に依存する状態を指します。この状態は、その物質や行動なしでは日常生活を継続するのが困難になるほどの強い欲求や依存感を伴います。

物質的依存:アルコールや薬物などの物質に対する依存。これらの物質を摂取しないと身体的、精神的な離脱症状が現れることが多い。
行動的依存:ギャンブル、買い物、食事、セックスなどの特定の行動に過度に依存すること。物質的な依存とは異なり、物理的な離脱症状は少ないが、心理的な欲求が非常に強い。

共依存 (Codependency)
共依存とは、他者の問題や振る舞いに過度に関与することで、自己の欠如感や不安を緩和しようとする関係パターンを指します。このパターンは、依存症のある人のパートナーや家族に特に見られることが多い。

共依存の人は以下のような特徴を持つことが多いです:
他者の問題を自分の責任として感じ、それを解決しようとする。
自己のニーズや感情を無視して、他者のために自己犠牲を選ぶ。
恐れや不安を感じることから、過度にコントロールしようとする傾向がある。他者との関係での自己価値を見出すことが多い。

依存と共依存は、ともに心の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、日常生活で問題を感じておられる場合はお気軽にご相談ください。

 
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