マインド・サイエンス独自の催眠療法

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心の回復に欠かせない「睡眠」と「脳」の働き

心が不安定になると、眠れなくなったり、何度も目が覚めたりすることがあります。
そしてその状態が続けば、脳も休めず、ますます心が疲れていく──
この悪循環の中で、多くの人が回復のきっかけを見失ってしまいます。
近年の脳科学では、「睡眠こそが心と脳を回復させる重要なしくみ」であることが明らかになってきました。

脳は眠っている間に、心のバランスを整えている

睡眠中、私たちの脳はただ休んでいるわけではありません。
感情を整理し、記憶を統合し、ストレス反応を調整する──
こうした重要な働きが、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルの中で行われています。
しっかり眠れているとき、脳内では自然なバランス回復が進んでいるのです。
 

睡眠不足が心の病に与える影響

睡眠が不足した状態では、脳の一部が過敏になります。
たとえば、扁桃体は不安や恐れに対して強く反応しやすくなり、前頭前野の働きは鈍くなって冷静な判断が難しくなります。
その結果、ほんの些細なことで気分が揺れ動いたり、不安やイライラが抑えられなくなったりするのです。
 

心を病むと眠れなくなる――そのしくみ

心に不調を抱えると、交感神経が過剰に働き、脳が「休めない状態」になります。
不安が強い夜ほど眠れず、眠れないことでさらに不安になる──
そうした悪循環を断ち切るには、脳と神経の緊張をゆるめることが必要です。
 

心の治療における「睡眠ケア」の重要性

睡眠の質が改善されると、感情の安定や思考の明瞭さが戻ってきます。
催眠療法や心理的アプローチでは、安心して眠れる土台づくりから心の再建を始めていきます。
薬だけに頼るのではなく、脳の回復力を引き出す睡眠ケアこそ、心の治療における重要な柱となります。

眠りは「心の再生力」を支える基盤

よく眠れた朝、気分が軽くなっていた――そんな経験は誰にでもあるはずです。
それは、睡眠が心を立て直す力を持っているからです。
質のよい眠りは、心の自然治癒力を取り戻す「回復の基盤」なのです。