マインド・サイエンス独自の催眠療法

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過去を語るということ

マインド・サイエンス独自の催眠療法について
過去を語るということ…


 心理療法を背景としたマインド・サイエンス独自の催眠療法では、催眠下もしくは普通の状態での会話の中で、過去を振り返り語ってもらうことによって、過去における精神的なトラウマや無意識に抑圧されてしまっていて現在の生活における認知に無意識に影響を与えている様々な要因を明確にしていきます。
 自分のことを何でも話すことで、これまで断片的だった過去の記憶が統合され、トラウマの傷や認知の歪みが修復されていくプロセスが始まるのです。
 こうした会話を介して過去を見つめ直す認知的プロセスにより、物の見方や考え方の修正を行い、これまでの行動、感情の表出、ストレス耐性の変容をはかっていきます。
 過去における、特に子供時代の心の傷となった体験をはっきりと言語化することで、これまでなんとなくモヤモヤとしてきた心の深層に巣食っている記憶を引き出して再認識することは重要な価値があります。これまで一度も言語化(客観視)されていない子供時代の情動記憶は、初めのうちはなかなか言葉で表現しにくいものです。子供時代に本当は辛かったのだという、不満や怒りの感情(情動記憶)が無意識の領域に抑圧されていることが多いからです。
 幼児期からの日常的な環境で作られたトラウマというものは、子供時代にとって耐えるしかなかった日常の出来事で形成されていきます。そうした生育環境での幾つかの出来事を、不満がらないようにと自らに言い聞かせて成長してきた内容であるがゆえに、そうした状況を受け入れるしかなく諦めてしまう前の不満や怒りの感情の記憶と認識は薄れてしまっています。
 このような、これまで言語化し理解されてこなかった情動記憶というものが、その人の心や行動を無意識のうちに支配していきます。そして、その後の生活環境や人間関係の中で、ネガティブな反応や感情の暴走、過敏なストレス反応、情緒の不安定、解離(自己から感情を切り離して逃避する)、自傷行為などの心の病全般を引き起こす原因になるのです。
 人の精神状態や行動に無意識に働きかけている抑圧された記憶を再度意識化(言語化)することは、過去を清算し良き未来を築くために必要だと思っています。人生を満たされたものとして生活するためにも、また、親として自分のトラウマを子供にバトンしないためにも、過去となった人生と心の深層の領域を見つめ直しながら、自分自身を深く理解する旅に出て下さい。それによって、悔いのない人生を送っていただけることとなるでしょう。
 心のトラウマを言語化して客観的に認識する過程の中で、生まれ持った自分自身の性格などの特徴も深く理解できるように分析していきます。このように環境要因と遺伝要因の両面から心をアプローチすることで、良き未来に繋がる道標となることでしょう。
 こうしたプロセスを意識した会話であっても、一見雑談や世間話と区別がつきにくく誤解されることもあるでしょう。しかし雑談などと違う点は、会話の流れをどのように方向づけて、心の中に潜んでいる抑圧された過去の感情を思い出すようにうまく導いているかにあるのです。必要な情報を引き出すための流れに沿った会話を進めていきます。時には話が脱線しているように思えたとしても、話の流れをコントロールして、過去のトラウマを思い出させる機会を作り、その当時の苦痛の感情に触れていき(意識化させ)ます。
 また、会話の中で必要な知識をそれとなく与えて、多くのことに気づかせていくこともあります。これまでとは違った視点で、または多角的に自分の過去を見つめ直していただくためです。
 さらにまた、会話をもとに個人のパーソナリティを分析し、意識化されないように必要に応じた暗示もそれとなく織り込みながら分析と働きかけを行ないます。それは、信頼関係も深く築いていく過程(プロセス)でなくてはなりません。それゆえに、自然体で気さくに話に没頭して楽しんでいただけることを願っております。
 こうして、分析がある程度進めば、今抱えている問題の解決への方向性が見えてきます。その後のことは、専門的なことになるので、任せていただく必要があります。非常に個人差があることで、個人に最適な問題を解決する対処は多岐に渡っていきます。
 しかしながら、ある程度の段階で、現状の自分を理解できる知識も得られて、これまでとは違って、現状抱えている問題への不安がかなり解消されてきているはずです。
 相談される方は、様々な目的があると思います。精神的な悩みや人生の問題の内容だったり、何らかの心の病や身体症状が出ている場合だったりなどです。そうした相談の目的に応じて、その後の対応は個人の気質や能力、症状の進行状態などに応じて変わっていきます。
 重要なことは、何がいまの自分を苦しめているのか、いま抱えている問題が、どうして起こっているのかという、因果関係を理性的に明確にすることです。
それには、過去を語ってもらうことで、環境要因と遺伝要因を踏まえて原因究明ができます。環境要因とは、いわゆるトラウマです。遺伝要因とは、生まれ持った性格や能力などの個人要因です。こうした個人的な様々な要因を押さえていきます。それらが分かれば後は、悩み始めた、または症状が発症した当時の原因分析が明瞭になってきます。
 明確にすることは重要なことです。原因が分かれば人は安心感が得られます。原因が意識化できていない状態では、私たちの脳は不安を誘発します。理性的な処理をしている前頭前野の脳部位の処理によって、因果関係の情報を意識されないままに混乱や葛藤が生じていた大脳辺縁系(脳の中心部分に位置する情動系)の働きを抑制させることで、脳は不安を抱かなくなります。それは症状などの収束を意味します。精神面が修正され混乱が治まれば、脳内の神経細胞の分子レベルでのさらなる点検と修復が行われやすくなるのです。不安が消えるということは、これまで無意識にさらされていたストレスから緩和されることにもなります。これは、精神面の衛生管理のみならず、身体的にも免疫力が強化され、心身共に価値ある治癒に至ります。無意識の不安やストレスを客観視して対応することは、精神的悩みや心身の症状が悪化することを阻止して、問題解消の妨げとなる要因を無くすことになります。
 いわゆる、無意識の領域を垣間見ることで意識化でき、理性的な働きかけの処理が行えることは無意識を理性でコントロールしていることに他なりません。これは心の問題を解決させるために重要なことです。
 この状態を「理性の理解、感情の納得」と呼んでいます。それらによって、心の状態も必要な催眠性暗示を抵抗感・拒絶感なく受け入れられるようになっていきます。
 催眠状態で過去を見つめる時も、催眠に深く入らなければとか、自分は催眠状態にちゃんと入っているのだろうかなど、考えて催眠に深く入らなければと焦ったり、これで良いのかと困惑したりすることが、かえって不必要な緊張を生み、必要な目的を満たせなくなります。そんな心配は全く必要ありません。
 または、過去を探る催眠状態(退行催眠)でも、過去の記憶を呼び出しているときに、意識がある中でストレスの内容を話すことが、ストレスになるし、言いたくないことを言わされてしまうことには抵抗があるとか、意志に反して、催眠状態で自然に問題解消の内容に絡んだ言葉が出てくることもあるのではないかと悩まれているケースもあります。また、言いたくないことを言わないで、退行催眠で治療ができるのだろうかとも質問されたりすることも時にあります。そうしたことを含め様々な心配は事前にご相談ください。
 はじめは、断片的にしか思い出せないでも、語っているうちに徐々に必要な過去は蘇ってきます。焦ることなく人生の歴史に目を向け、過去の情動記憶をたどりながら、蘇ってきた当時の出来事における気分や感情を自分自身の言葉で語っていきます。
 時には、催眠状態で自然に無意識に問題解消の内容に絡んだ記憶を蘇らせないか求められることもあります。もちろんできる場合はそうします。しかしながら、それができるかどうかは、引き出すトラウマの内容の違いや個人の催眠感受性における能力の差にあります。その人に最善の手法と、いまできる最適な対応と処置を行っていき、個人差に関係なく同じ結果と効果を出していきますので悩むことなくお任せください。
 また、一人で過去の苦痛を思い出すのとは違い、常に心の状態を見守っていきますので、当時の嫌な思いが甦り、それらの感情を後に引きずることはありません。思い出された内容に応じた適切な処理を行いますので、後はすっきりした気分で過ごせます。そのような催眠誘導も適宜行っていきます。
 それでは、これまで一度も言語化(客観視)されることがなく、これまで自覚されることもなかった生育の歴史、またはただ傷ついた思いだけが悲しみや怒りといった強い情動とともに渾身一体となって心の病を生み出していた原因、無意識の領域と呼ばれるところで病巣となっていた、心の深層に抑圧されていた様々な過去の歴史を解消していきましょう。
 自分自身に絡む全てを再認識しながら、それらの心を修復(認知の修正など)していくために、催眠暗示を交えて独自の催眠療法を行っていきます。

マインド・サイエンス
Mind Science